仕事が完全テレワークだったら住みたい場所 3位は北海道、2位は神奈川県 1位は? Zoom日本法人などが調査
今後出社がなく全てテレワークで働き、住む場所を自由に選べるとしたら、どこで暮らしたいか。アステリアとサイボウズ、ZVC Japan、レノボ・ジャパンが調査を行った。
今後出社がなく全てテレワークで働き、住む場所を自由に選べるとしたら、どこで暮らしたいか。アステリアとサイボウズ、Zoom日本法人のZVC Japan、レノボ・ジャパンが調査したところ、1位は東京都(27.3%)、2位は神奈川県(19.1%)、3位は北海道(16.6%)という結果になった。
理由を複数回答で聞くと、東京都や神奈川県を選んだ人からは「交通の便が良いから」(東京都が54.4%、神奈川県が42.5%)がそれぞれ最も多くなった。他には「買い物に困らない」や「いざとなったら職場に通える距離」などが多かった。北海道を選んだ人からは「自然の近くで働けそう」が40%以上寄せられた。
東京都を選んだ人の内訳は、東京都在住者が30.9%を占めており、続いて神奈川県在住者が15.2%、千葉県在住者が10.7%となったという。このことから調査元の4社は「大都市に隣接している県の在住者は、完全テレワークの場合でも大きな移動を好まない傾向がある」と指摘している。
ワーケーションは観光地が上位に
「ワーケーションができるならどこにいきたいか」の質問には、1位が北海道(27.0%)、2位が沖縄県(23.1%)、3位が東京都(15.6%)という結果に。理由には「リラックスしながら仕事ができそう」(50.4%)や「自然の近くで働けそう」(41.1%)などの意見が多かった。
アステリアの平野洋一郎CEOはこの結果について「ワーケーション先に観光地がトップに挙がっており、ワーケーションがまだ黎明期で『より生産性の高い働き方』への考察が低いことが読み取れる」と指摘。「設備の充実度や『緑視率』など生産性を上げる指標に着目することで、観光地以外の地方も魅力度を上げていける」(平野CEO)とした。
続けて「ワーケーション先として東京都が3位、神奈川県が4位に挙がる背景には、『いざとなったら職場に通える距離』という意識が読み取れる。つまり、テレワーク前提であっても、潜在的な意識は依然としてオフィスに縛られている。今後は、オフィスの役割を再定義する必要が生じる」と説明している。
この調査は、全国の20〜60代のフルタイム勤務の就業者2000人を対象に実施。調査期間は3月9日から11日までで、Web上で行った。
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