イーロン・マスク氏、Twitterで初のオンライン全社会議で「ユーザーを10億人に」
Twitterの買収に合意したイーロン・マスク氏が、オンライン全社ミーティングに参加した。約1時間、用意された従業員からの質問に答えた。
米Twitterは6月16日(現地時間)、同社の買収に合意したイーロン・マスク氏による全従業員向けのオンラインタウンホールミーティングを開催した。米New York Times(リンク先は要購読)がこのミーティングに参加し、ライブログ記事を公開した。
マスク氏は約8000人の従業員との約1時間のオンラインミーティングで、予め集められた従業員からの質問にも答えた。同氏はホテルの一室からスマートフォンでミーティングに参加しているようだとNew York Timesは報じた。
同氏は買収に合意した後、Twitterが情報を提供しないことを理由に買収取りやめの可能性をほのめかしていたが、このミーティングは取引への前向きな意向を示しているようだ。Twitter側は、取引は正常に進んでおり、7月下旬か8月上旬には株主投票を行うとしている。
マスク氏は、Twitterをフリースピーチ天国にしたいと語り、アルゴリズムのオープンソース化、ユーザー数を10億人に増やしたいと考えていることなどにも言及した。
リモートーワークを認めるかという質問に対しては、リモートワークはモラルに悪影響があるが、能力のある一部の従業員はリモートワークを続けられると語った。米Teslaも経営する同氏は、Teslaの従業員に対して週に40時間オフィスで働くか、それが嫌なら退社していいと発言している。
買収が完了したらCEOになるのかという質問には、肩書にはこだわらないが、製品についての意思決定に集中するつもりだと語った。同氏のTeslaでの肩書はCEOではない。
5年後、10年後にTwitterはどうなっているかという質問には、DAUを10億人以上にしたいと答えた。Twitterは現在DAUを公表していないが、直近の業績発表でのmDAU(広告を閲覧した、収益につながる日間アクティブユーザー数)は2億2900万人だった。
同氏は、Twitterが現実の本質をよりよく理解し、よりよい文明の持続に貢献することを望んでいると語った。
New York Timesのライブログを見る限り、具体的な方針などの説明はなかった。
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