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「食べログ」独禁法違反、地裁判決は「不当」 カカクコムが即日控訴
カカクコムは、「食べログ」のアルゴリズム運用に独禁法違反があったと認めた東京地裁判決は「不当」だとし、東京高裁に即日控訴した。
カカクコムは6月16日、グルメサイト「食べログ」のアルゴリズム運用に独占禁止法違反があったと認めた同日の東京地裁判決は「不当」だとし、東京高裁に控訴したと発表した。
訴訟は、焼き肉チェーンを運営する韓流村(東京都)が2020年5月に提起したもの。食べログが2019年5月、チェーン点の点数を一律に下げるアルゴリズム変更を行ったことが、独禁法上の優越的地位の濫用などに当たるとして、カカクコムに損害賠償約6億3900万円を求めていた。
2022年6月16日の判決で林史高裁判長は、該当のアルゴリズム変更が独禁法違反に当たると認定。カカクコムに3840万円の賠償を命じた。
カカクコムは地裁判決が「不当な判決」だと強く批判。「控訴審で地裁判決の問題点を指摘するとともに、当社の正当性を改めて主張し、判決の是正を求めていく」とコメントしている。
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カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」で実施したアルゴリズム変更により損害を被ったとして飲食チェーンが提訴した件について、東京地方裁判所は、カカクコムに対し3840万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
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