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山梨県警、相次ぐ果物泥棒で情報提供呼びかけ 専用フォーム設置
山梨県警が、果実の盗難に関する情報を集める専用フォームを公式サイトに設置した。山梨県では6月中旬以降、出荷直前の桃などが大量に盗まれるなどの被害が相次いでいるという。
山梨県警日下部警察署は6月24日までに、果実の盗難に関する情報を集める専用フォームを公式サイトに設置した。「集まった情報は厳重に管理し、警察や防犯パトロール団体で情報共有した上で、重点的なパトロールを強化していく」(同署)。朝日新聞やNHKなどの報道によれば、山梨県では6月中旬以降、出荷直前の桃などが大量に盗まれるなどの被害が相次いでいるという。
専用フォームは、果実の不審な売買や、不審車両などの情報を募集。情報提供にあたっては、住所、連絡先の記入が必要になる。ただし緊急性のある情報については、フォームではなく110番に通報するよう呼び掛けている。
山梨県では6月中旬以降、桃の名産地である笛吹市などを中心に、桃やさくらんぼ、とうもろこしなどの盗難が相次いでいるという。被害額は500万円以上で、警察は組織的犯行の可能性もあるとして捜査している。
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