ニュース
世界初、青色のコチョウラン「Blue Gene」発売 17年の研究の末
石原産業は6月27日、世界で初めて青色のコチョウランを発売したと発表した。商品名は「Blue Gene」(ブルージーン)。
大手化学メーカーの石原産業(大阪市)は6月27日、世界で初めて青色のコチョウランを発売したと発表した。商品名は「Blue Gene」(ブルージーン)。まず、首都圏・大阪などの小売店で販売し、エリアを広げていく。
2005年に研究を開始。青色色素(デルフィニジン型アントシアニン)を作る遺伝子を持たないコチョウランに、ツユクサの青色遺伝子を組み入れて実現した。
遺伝子を組み換えているため、国内の生物多様性に影響がないことを証明するための試験や調査を多数行い、2021年に日本国内の承認を取得。このほど発売にこぎ着けた。
3月の東京で開催された「世界らん展2022-花と緑の祭典-」で初めて一般公開し、好評だったという。
関連記事
- 「青いバラ」の開発に成功 サントリー
不可能の代名詞とされてきたBlue Rose。“青っぽい”バラはあったが、バイオテクノロジーでバラ自身が青色色素を作り出すことに成功。 - 世界初「青いバラ」発売決定 サントリー、11月3日に
世界初の「青いバラ」がいよいよ販売決定。1本2000〜3000円程度になりそうだ。 - 今度は「青いユリ」の開発に成功 サントリー、新潟県と共同で
「青いバラ」を開発したサントリーが今度は「青いユリ」を誕生させた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.