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10年前のLED電球を最新型に交換すると電気代〇割減、食事も〇に:節電テック(2/2 ページ)
注目が集まる「節電」について、くらしの中で気になるトピックを紹介していきます。今回のトピックは前回に続き「LED電球」です。
2012年に売られていたパナソニック製のLED電球で、現在の60形「LDA7LDGSZ6」(7.4W)と同じ810lm(ルーメン)の明るさを持つ製品は「LDA11L-G/W」でした。型番から分かるように消費電力は11.2W。これを使っている家庭が最新の同等製品に交換すると電気代を3割ほど削減できます。
まだ進化の途上にあったこともあり、LDA11L-G/Wの光は白熱灯に比べて黄色が強い印象(当時のレビュー記事参照)。照らされたものの色をどの程度再現できるかを表す「演色性」も当時のLED電球は総じて低めでした。
一方、現行のLDA7L-D-G/S/Z6は「Ra90」(Ra=平均演色評価数)という高い演色性を持っています。これは自然光(Ra100)に近いレベル。つまり10年前の60形相当LED電球を最新型に置き換えると、電気代の節約になり、食べ物がおいしそうに見えるはず。これは節電以上のメリットかもしれません。
連載:節電テック
節電に関するテクノロジーとテクニックをデータを添えて紹介する連載。クイズ形式になったり、内容がアナログになったりもします。
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