スマホゲーム「東方ダンマクカグラ」サービス終了へ 500万人以上利用も売り上げ好転せず

同人ゲームなどで知られる「東方Project」のスマートフォンゲーム「東方ダンマクカグラ」のサービスが10月28日をもって終了する。開発会社のDeNAは「想定していた売り上げと大きく乖離（かいり）している状況が続いているため」と理由を説明している。

[松浦立樹，ITmedia]

　DeNAは7月18日、同人ゲームなどで知られる「東方Project」のスマートフォンゲーム「東方ダンマクカグラ」（iOS／Android）のサービスを10月28日に終了すると発表した。同社は終了する理由について「想定していた売り上げと大きく乖離（かいり）している状況が続いているため」と説明している。

「東方ダンマクカグラ」の公式Webサイトから引用

　同ゲームは「東方初の公認スマホ向けリズムゲーム」として21年8月4日にリリース。以来500万人以上のユーザーが利用していたが、思うように売り上げは伸びなかった。ゲーム内容のアップデートや様々なプロモーション施策を行ってきた好転せず、コスト抑制のためにゲームのクオリティーを大きく落とさざるを得ない状況となったため、サービス終了を決めたという。

　準備していたゲーム内コンテンツは可能な限り実装する予定。有料コンテンツは8月19日以降順次販売を終了する。

サービス終了のお知らせ

　サービス終了を告知した公式Twitter（＠danmakuJP）の投稿には19日午前11時時点で約4万RT、約4.1万の「いいね」が付くなど反響は大きかった。ユーザーからは「うそだろ」や「はやすぎないか」「オフライン版、むりかなあ？」など、サービス終了を惜しむ声が見られた。