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Uber決算、売上高は2倍だが26億ドルの赤字(出資先の評価損で)
Uber Technologiesの4〜6月期決算は、売上高は前年同期の約2倍の80億7300万ドルだった。新型コロナのパンデミック後の配車復調が奏功した。赤字の26億ドル中17億ドルはAuroraなど投資先の評価損によるものだ。
米Uber Technologiesは8月2日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比105%増(約2倍)の80億7300万ドルだったが、26億100万ドル(1株当たり1ドル33セント)の純損失だった。純損失中の約17億ドルは、投資先の株価評価損。
売上高はアナリスト予測の73億9000万ドルを大きく上回った。1株当たり純損失の予測は26セントだった。
Uberは株価が下落した投資先として、自動運転システムの米Aurora、シンガポールの配車サービスGrab、インドのグルメサイトサービスZomatoを挙げた。
総受注額は33%増の291億ドル。配車サービスの売上高は2.2倍、Uber Eatは36.9%増だった。
ダラ・コスロシャヒCEOは発表文(PDF)で「ドライバーのエンゲージメントは、第2四半期にパンデミック後の最高値に達し、この四半期にアクティブドライバーと新規ドライバーの両方の成長が加速した」と語った。
第3四半期の予想は、総受注額を290億〜300億ドルとした。
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