Uber、自動運転事業をトヨタやソフトバンクG出資の新興企業Auroraに売却
配車サービスのUberが、2015年に立ち上げた自動運転部門を、Googleの元自動運転責任者とTeslaの元エンジニアによる新興企業Auroraに売却する。UberはAuroraに4億ドル出資し、コスロシャヒCEOが取締役に就任する。
自動運転システムを手掛ける米Aurora Innovationは12月7日(現地時間)、米Uber Technologiesの自動運転部門Uber Advanced Technologies Group(Uber ATG)を買収すると発表した。買収総額は公表されていない。UberはAuroraに4億ドルを投資し、Uberのダラ・コスロシャヒCEOがAuroraの取締役に就任する。
Auroraは2016年にWaymoの前身であるGoogleの自動運転事業の元リードエンジニア、クリス・アームソン氏と米Teslaで自動運転関連のトップを務めたスターリング・アンダーソン氏が立ち上げた、カリフォルニア州パロアルトに拠点を置く非公開企業。独自の自動運転システム「Aurora Driver」やLIDAR端末「FirstLight Lidar」などを開発しており、トヨタ、デンソー、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどが出資している。
Auroraは、「ATGのチームと技術は、われわれの使命と最初の製品の安全で迅速な、そして幅広い提供を加速する」としている。
UberのコスロシャヒCEOは発表文で「この5年間でATGは驚異的なチームに育った。チームは今後はAuroraと協力することで自動運転サービス提供のポールポジションに立った。クリス(アームソンCEO)と協力し、向こう数年中にAurora DriverをUberのネットワークに迎えるのが楽しみだ」と語った。
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