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Uber、自動運転カー開発でカーネギーメロン大学と提携
配車サービスのUberが、自動運転カーの研究開発を目的とする先進技術研究所の設立を発表した。カーネギーメロン大学との提携で、同大学キャンパス近くに開設する。
米配車サービスのUberは2月2日(現地時間)、米カーネギーメロン大学との提携により、ペンシルベニア州ピッツバーグの同大学キャンパスの近くにUber Advanced Technologies Centerを設立すると発表した。
同社は配車サービスのための自動運転カーを開発しようとしているようだ。発表文によると、この研究所は「安全で信頼できる輸送手段をどこでも誰にでも提供するというUberのミッションを促進するための長期的な技術の開発にフォーカスする」という。マッピング、自動車の安全性、自動化技術の研究が中心になるとしている。
カーネギーメロン大学のNational Robotics Engineering Center(NREC)は無人自動車の研究プロジェクトを擁しており、DARPAのロボットカーレースの常連でもあった(このレースは2007年で終了した)。
長期的な将来、ドライバー不要のUberサービスが可能になれば、ドライバーによるレイプ事件などのトラブルはなくなるだろう。
なお、米GoogleはUberの主要出資企業だが、UberはGoogleが開発中の自動運転カーは採用しないようだ。
米Bloombergは同日、GoogleがUberと競合する自動運転カーによる配車サービスを準備中であると報じた。
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