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都心で「空飛ぶクルマ」実現へ 官民で検証プロジェクト開始 JALなど3社
東京都の「空飛ぶクルマ」実証プロジェクトに、三菱地所と日本航空(JAL)、兼松の3社のプロジェクトが採択された。さまざまなビジネスモデルを検討し、運用の課題や収益性などを検証する。
三菱地所と日本航空(JAL)、兼松の3社は8月5日、東京都の「空飛ぶクルマ」実証プロジェクトに採択されたと発表した。2022年度から24年度にかけ、都心を移動するサービスや遊覧飛行などさまざまなビジネスモデルを検討し、運用の課題や収益性などを検証する。
空飛ぶクルマとは、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」をイメージとした新たなモビリティ。各国で機体開発が進んでいる。
都は「都内における空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクト」として、民間による取り組み案を募集し、3社によるプロジェクトを採択した。
22年度のプロジェクトでは、都内で空飛ぶクルマを運行するための着陸場所や運航コスト、売上などを試算し、市場規模や事業の持続性の検証する。
23年度には、三菱地所が保有、運営する施設を中心に2カ所のヘリポートを設置し、ヘリコプターによる遊覧飛行やヘリポート間の移動・チャーター便を提供して事業性を検証する。
24年度は、海外で空飛ぶクルマ用離着陸場を運用する英Skyports(兼松の提携先)の協力を得、空飛ぶクルマの着陸場設置を検討。運航実証と地上オペレーション(離着陸管理・シミュレーション、チェックイン・保安検査、周辺安全管理・監視)を検証する。
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