ニュース
「未払い税金支払いのお願い」 国税庁かたる偽SMSに注意 IPAなどが呼び掛け
国税庁をかたる偽メールを確認したとして、フィッシング対策協議会などが注意喚起している。「未払い税金支払いのお願い」といった文面の偽ショートメッセージが出回っているという。
国税庁をかたる偽メールを確認したとして、フィッシング対策協議会や情報処理推進機構(IPA)などが注意を呼び掛けている。出回っているのは「未払い税金支払いのお願い」「税金のお支払方法に問題があります」といった文面のショートメッセージ。いずれも本文中のリンクから偽サイトに誘導するという。
偽サイトのURLは「https://nta●●●●.com/●●●●」「https://cutt.ly/●●●●」など。誘導先ではクレジットカード情報やメールアドレス、氏名、電話番号、プリペイドカード「Vプリカ」のコード番号などの個人情報の入力が求められるという。Androidスマートフォンからアクセスした場合、不正なアプリをインストールするよう誘導される場合もある。
偽サイトは8月15日午後3時時点で稼働中。フィッシング対策協議会やIPAなどは、個人情報やクレジットカード情報を入力したり、不正なアプリをインストールしたりしないよう呼び掛けている。国税庁も「国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信していない」などと注意喚起している。
関連記事
- フィッシングでなりすましの多いブランド 2位Facebook、1位は?
フィッシング攻撃でなりすましの多いブランドの2位はFacebook、1位は?メールセキュリティサービスを提供する仏Vade調べ。 - Amazonプライムデーに便乗したフィッシング詐欺に注意 すでに増加傾向
イスラエルのセキュリティ企業チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが、米Amazon.comの「プライムデー」に便乗したフィッシング詐欺に注意喚起した。Amazonをかたるフィッシングはすでに増加傾向にあるという。 - 「ヤフオク!」落札者の質問と見せかけフィッシングサイトに誘導 ヤフーが注意喚起
「ヤフオク!」の質問機能を使ってフィッシングサイトに誘導する手口が報告されているとしてヤフーが注意喚起した。質問欄に「秘密の質問が届きました」とのメッセージが届き、添付URLからログインして確認するとアカウントを乗っ取られる可能性がある。 - 「さくらのクラウド」かたるフィッシングに注意 料金支払いに問題があるとかたり不正サイトに誘導
さくらインターネットをかたるフィッシングメールを確認したとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けた。クラウドサービス「さくらのクラウド」の料金支払いに異常があるなどとかたり、偽サイトに誘導するという。 - フィッシング詐欺被害に遭いやすいのは20・30代男性 全体平均の2倍以上 約1割が金銭被害に
フィッシング対策協議会が、20・30代男性は他の年代に比べて2倍以上フィッシング詐欺被害に遭っているとする調査結果を報告した。約1割が金銭被害に遭っており特に注意が必要という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.