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速さは正義、「被写体検出AF」を搭載した富士フイルム「X-H2S」の気持ち良さ:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)
富士フイルムの「X-H2S」である。「実用性重視のハイエンド機」という方向性をさらに強化したAPS-Cサイズ界最強カメラとしての登場だ。
高感度時の画質はX-T4とあまり変わらないようで、ここまで上げるとちょっとざらつくがこの瞬間を捉えられるのはよし。
鳥ばかりでもアレなので、電車と動物も。どちらも被写体検出AFを使ってる。
動物モードにして我が家の猫。しっかり目にフォーカスが来てる。じっとしてたのでISO800にして1/12秒で。手ブレ補正が効くので手持ちでOk(16-80mm 80mm 1/12秒 F4 +0.7 ISO800)
当然人物の顔検出も従来通り。
メニュー的には顔検出と人以外の被写体検出は別々になっており、人と人以外を細かく切り替えながら撮りたい人にはちょっと面倒かも。
で、このように瞳はさくっと検出。画像はEVF。EVFはほどよい大きさで約576万ピクセルと高精細で見やすい。これはなかなかよい。
今回、メインレンズとして使ったのがXF 16-80mm F4だ。
被写体検出以外のAFの精度も上がっており、AF-Cモードのママで常用できる感じだ。さすがに蜂を追い続けるのは無理だったけど、でもこれもAF-Cで撮ってる。
なお、ボディ内手ブレ補正は5軸で最大7段。手ブレ補正搭載レンズと合わせるとかなり強力だ。これはシャッタースピード1/2秒で手持ち撮影したものだ。
X-H1とは操作系が大きく変わったX-H2S
と、動作は軽快でAFも連写も速く実に高性能なカメラであった。ここからは操作感の話。
ボディはX-H1ゆずりのグリップがしっかりした握りやすいもので、なおかつX-H1よりコンパクトになった。この性能でこのコンパクトさはすばらしい。
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