京セラは8月30日、創業者である稲盛和夫さんが24日に、京都市内の自宅で老衰により逝去したと発表した。90歳だった。
稲盛さんは1959年に京都セラミックを設立。84年にはKDDIの前身となる第二電電企画も設立している。2005年には京セラ名誉会長となり、10年には日本航空の会長にも就任。ボランティア活動として経営塾「盛和塾」で経営者の育成に当たった他、国際賞「京都賞」を創設するなど多方面で活躍した。
通夜および葬儀は近親者のみで行い、供花、香典、弔電などは受け付けない。お別れの会は後日開催する予定としている。
関連記事
- 「何かに集中していて、聞き取れなかった音声」を後から再生できるイヤフォン 京セラが開発
京セラ研究開発本部フューチャーデザインラボの研究チームが人間拡張研究の一環として、何かに集中していて聞き逃した音声を後から教えてくれるヒアラブルデバイスを開発した。 - 起きてすぐ頭がさえる目覚まし、ダイキンと京セラが開発 「ふわっふわっと優しく頬をなでられる感触」
ダイキン工業と京セラは13日、光と空気の優しい刺激で起こす「パフォーマンス向上起床システム」の効果を確認したと発表した。「CEATEC 2021 ONLINE」の京セラブースで参考展示する。 - 話した言葉をアクリル板に表示、京セラがリアルタイム字幕システム パネル越しでも会話しやすく
京セラが、音声認識技術を活用し、話した内容を字幕としてアクリル板などに表示できる「わかりやすい字幕表示システム」を開発した。マスク着用時やアクリル板越しでの会話でも意思疎通しやすくするという。 - 京セラ、図書館の蔵書点検を効率化 本の背表紙をAIで画像解析、一括読み取り
京セラが、図書館の蔵書点検業務をサポートするサービス「SHELF EYE」の提供を始めた。AIによる画像認識で本の背表紙を読み取り、まとめて蔵書確認することで、職員が1冊ずつバーコードを読み取るこれまでの作業を効率化できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.