ニュース
「e-Gov」でまたも障害発生 2日連続 ロシア支持ハッカー集団「KILLNET」との関連は不明
デジタル庁が「e-Gov」で再度障害が発生していると発表した。「KILLNET」によるサイバー攻撃を受けているとみられるが、デジタル庁は障害との関係について言及していない。
デジタル庁は9月7日、行政情報の総合窓口サイト「e-Gov」で6日に続き再度障害が発生していると発表した。e-Govはロシアを支持するハッカー集団「KILLNET」によるサイバー攻撃を受けているとみられるが、同庁は障害との関係について言及していない。
電子申請ができない、あるいは電子申請サービスへのログインができない状況としている。e-Govは6日にも、Webサイトへアクセスできない、電子申請サービスやパブリックコメントの機能を使えない状態になっていた。
KILLNETは6日に、メッセージアプリ「Telegram」上でe-Govなどへのサイバー攻撃を行ったと主張した。他にも地方税ポータルシステム「eLTAX」、mixi、JCBのWebサイトなどで障害が発生しており、KILLNETの関与が疑われている。
関連記事
- 政府運営「e-Gov」などにサイバー攻撃か ロシア支持のハッカー集団「KILLNET」が声明 mixiやJCBへの攻撃にも言及
ロシアを支持しているというハッカー集団「KILLNET」は、日本政府運営の行政情報の総合窓口サイト「e-Gov」などのWebサイトにサイバー攻撃を行ったと、メッセージアプリ「Telegram」上に投稿した。 - 「大量のアクセス」 ロシア支持ハッカー集団「KILLNET」からの攻撃か e-Gov、mixiなどで障害
ハッカー集団「KILLNET」が日本のWebサービスにサイバー攻撃を行ったと主張している件で、影響を受けたとみられる各サイトの状況が明らかになった。ミクシィは「大量のアクセスがあり、サービスに接続しづらくなった」と明らかにした。 - ウクライナ侵攻で、闇社会にも分断 親ロシア派と親ウクライナ派に分かれるサイバー犯罪集団
ロシア軍のウクライナ侵攻が、闇社会にも分断を引き起こしている。サイバー犯罪集団が情報交換や取引の場として利用するロシア語の闇フォーラムでは、犯罪集団が親ロシア派と親ウクライナ派に分かれる「前例のないイデオロギー分断」が生じている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.