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ハッセルブラッド、1億画素の中判ミラーレスカメラ発表 281兆色を表現
ハッセルブラッドは7日(現地時間)、1億画素のCMOSセンサーを搭載したミラーレス中判カメラ「X2D 100C」を発表した。
スウェーデンのカメラ機器メーカー、ハッセルブラッドは9月7日(現地時間)、1億画素のCMOSセンサーを搭載したミラーレス中判カメラ「X2D 100C」を発表した。価格は8699ユーロ。
2019年発売の「X1D II 50C」の後継となる旗艦モデル。画素数が倍の1億画素となり、ボディ内手ブレ補正や位相差AF、1TBの内蔵SSDといった新機能を盛り込んだ。
イメージセンサーはネイティブISO64に対応した裏面照射型CMOSセンサー。16bitの色深度に対応し「281兆もの色を表現できる」としている。
ボディ内手ブレ補正は5軸で最大7段。本体サイズを大きくしないために「最もコンパクトな中判カメラ用の手ブレ補正機構を設計した」という。
内蔵SSDの書き込み速度は最大2370MB/秒。連写ドライブモードで16bitのRAW画像を記録できる。この他、CFexpress Type Bカードスロットも備えた。
ビューファインダーには576万ピクセルの有機ELパネルを採用。モニターは3.6インチのチルト式でタッチ操作に対応する。カメラ上面にある1.08インチのカラーモニターでは撮影パラメータや各種ステータスを確認できる。
本体サイズは148.5(幅)×106(高さ)×74.5(奥行き)mm。重量はボディとバッテリーで895g。
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