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3.5インチフロッピー、未来技術遺産に 「デジタルマビカ」も
国立科学博物館は6日、日本の科学技術の発展を示す「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に世界初の3.5インチフロッピーディスクなど18件を新規に登録した。
国立科学博物館は9月6日、日本の科学技術の発展を示す「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に世界初の3.5インチフロッピーディスクや電動アシスト付き自転車など18件を新規に登録すると発表した。
3.5インチフロッピーディスクはソニーが1980年に発売した記録用の磁気ディスク。小型かつ樹脂ケースに入っていたため取り扱いが容易で、その後AppleやIBMのPCに採用されデファクトスタンダードになった。
未来技術遺産にはソニー製ディスクと同時期に登場した3.5インチFDD(フロッピーディスク・ドライブ)搭載の英語ワードプロセッサ「OA-S3300」と、画像をフロッピーディスクに記録したデジタルカメラ「Digital Mavica」(1997年)も同時に登録された。
この他、日本の戦後復興期の社会活動を支えた“黒電話”「4号自動式卓上電話機」(1949年、NTT所有)や「電気自転車」(1980年、パナソニック サイクルテック)、「電動アシスト自転車」(1993年、ヤマハ発動機)などが新しい未来技術遺産に選ばれた。新しいものでは、日本初の「エアコンフィルター自動清掃機構」(2003年、富士通ゼネラル)などがある。
未来技術遺産は、日本の科学技術や産業技術の発展を示す資料を保存し、次世代に継承するために国立科学博物館が2008年から実施している登録制度。登録は今回で15回目となる。登録件数は累計343件となった。
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