カシオ計算機は9月4日、同社が1995年に発売したデジタルカメラ「QV-10」が国立科学博物館が主催する平成24年度 重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録されたと発表した。
QV-10は本体に液晶ディスプレイを搭載、撮影した画像をその場で確認できるという現在のデジタルカメラに通じるスタイルを一般向け製品として初めて実現し、大きなヒットを記録した。
重要科学技術史資料(未来技術遺産)は国立科学博物館が「科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」を登録するもので、デジタルカメラ関連としては富士フイルム「FUJI DS-1P」(世界初のデジタルカメラ試作機)、カシオ計算機「DC-90」(デジタルカメラ試作機)などが登録されている。
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