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消費者庁が「ステマ検討会」開催へ 規制の必要性を検討
消費者庁が「第1回 ステルスマーケティングに関する検討会」を開催する。一般消費者の合理的な選択を阻害するとして、規制の必要性と内容を検討する。
消費者庁は9月9日、「第1回 ステルスマーケティングに関する検討会」を開催すると発表した。広告であることを隠したまま広告出稿することは、一般消費者の合理的な選択を阻害するとして、規制の必要性と内容を検討する。
消費者庁表示対策課が事務局、神戸大学大学院法学研究科の中川丈久教授が座長を務める。委員には法学、経営学、心理学の研究者や、全国消費生活相談員協会、WOMマーケティング協議会などの代表者が参加する。
インターネット広告費は新聞やテレビなどのマスコミ4媒体の広告費を上回る規模になっている。消費者庁は関係者からのヒアリングと論点整理を行い2022年度中をめどに結論を出すとしている。
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