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富士通の“政府認定クラウド”が再監査に
ISMAP運営委員会が、富士通クラウドテクノロジーズのパブリッククラウド「ニフクラ」「FJcloud-V」について、ISMAPの登録規則に基づく再監査を始めた。対象の2サービスは5月、不正アクセスを受け、情報が盗まれた可能性があると発表していた。
デジタル庁や総務省などで構成されるISMAP運営委員会は8月29日、富士通クラウドテクノロジーズのパブリッククラウド「ニフクラ」「FJcloud-V」について、クラウドサービスの認定制度「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」(ISMAP)の登録規則に基づく再監査の手続きを始めたと発表した。対象の2サービスは5月、ロードバランサー(負荷分散用の装置)の脆弱性を悪用した不正アクセスを受け、情報が盗まれた可能性があると発表していた。
「ISMAPクラウドサービス登録規則第9章、第11章及び第12章の規定に基づき再監査のプロセスを開始した」(ISMAP運営委員会)という。登録規則の第9章、第11章、第12章は順にインシデント発生時の報告、モニタリングの実施、再監査について取り決めたもの。要求事項の適切な実施が聞き取り調査などで確認できなかった場合、再監査を行うと定めている。
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