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日銀と金融機関結ぶインフラに不具合 通信が遅くなり決済に遅延 機器交換で解消
日本銀行が運用している銀行間の通信インフラ「日本銀行金融ネットワーク」で、通信が遅くなる障害が発生し、一部の決済に遅延が生じた。
日本銀行が運用している銀行間の通信インフラ「日本銀行金融ネットワークシステム」で9月14日、通信が遅くなる障害が発生し、一部の決済に遅延が生じた。障害は午後2時ごろまでに発生。午後4時20分ごろに解消した。
日本銀行金融ネットワークは、日本銀行と取引先金融機関の決済をオンライン処理するためのネットワーク。中でも日本銀行のPCと取引先のPCを直接接続する「コンピュータ接続システム」で、平時より通信に時間がかかる状態になった。
原因は、ネットワーク機器の不具合。問題が発生した機器を交換したことで障害は解消した。
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