TikTokも前後カメラ利用のBeReal完コピ機能「TikTok Now」
TikTokも人気上昇注のソーシャルアプリBeRealのような機能「TikTok Now」を発表した。通知が来たら前後カメラで撮影した写真を投稿して共有する。まずは米国でアプリの機能の1つとして提供する。
中国ByteDance傘下の米動画共有サービスTikTokは9月15日(現地時間)、スマートフォンの前後カメラで同時に撮影した画像・映像を共有する新機能「TikTok Now」を発表した。まずは米国でTikTokアプリの1機能として提供を開始する。若者の間で人気上昇中の仏BeRealのソーシャルアプリBeRealの機能ほぼそのままだ。
BeRealは、毎日ランダムな時間に「3分以内に前後カメラで写真を撮影して投稿して」という通知が来て、撮影して投稿することで同じグループに参加している友だちの比較的自然でリアルな今を共有するというアプリだ。
TikTok Nowの機能はほぼBeRealと同じだ。「TikTok Nowは、端末の前面と背面のカメラを使い、友だちを招待して、その瞬間に何をしているかを撮影する」「10秒間の動画あるいは写真を撮影し、今何をしているのかを簡単に共有できるよう、毎日通知が表示される」(公式ブログより)
TikTok Nowは、米国以外では単体アプリとして提供する計画という。いずれにしても、位置情報機能は無効にしておいた方がよさそうだ。
TikTok Nowのプライバシー機能としては、16歳未満のユーザーが単体アプリを利用する場合は初期設定で非公開になる。また、18歳未満では投稿は友だち限定に表示される。18歳以上のユーザーでも初期設定では投稿を閲覧できるのは友だちのみ。設定を変更すると、公開にもできる。
BeRealのような前後カメラを使う機能は、米MetaのInstagramや米SnapのSnapchatも追加している。
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