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「Apple Watch Ultra」先行レビュー “普段使いのみ”でも選ぶ価値あるタフネスモデル(1/3 ページ)

2015年に登場したApple Watchシリーズの歴史からすると、初の別コンセプトモデル「Apple Watch Ultra」が、9月23日に発売される。ITmedia NEWSでは、アップルの特別な許可を得て、先行レビューさせてもらった。

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 2015年に登場したApple Watchシリーズの歴史からすると、初の別コンセプトモデル「Apple Watch Ultra」が、9月23日に発売される。ITmedia NEWSでは、アップルの特別な許可を得て、先行レビューさせてもらった。すでにApple Parkで触れたApple Watch Ultraだが、数日とはいえ生活を共にすると、また別のインプレッションを得ることができた。


「Apple Watch Ultra」

チタンのおかげで軽量なので大きさも気にならない

 本来であれば、ちょっとした登山をするか、少なくともある程度の距離のランニングをして試してみたかったのだが、あいにく台風14号の襲来でインドアでの試用となってしまった。よりヘビーデューティな試用レポートは、またの機会にお届けしたいと思う。そんなわけで、丘サーファーのサーフィンインプレッションのようになってしまうことを許していただきたいが、今回は「Apple Watch Ultraを都会で使うとどうなのか?」にフォーカスしてお届けしたいと思う。

 発表直後に、興奮さながらの状態で短時間試着したApple Parkでの試用と違い、実際に使ってみるとやはりサイズの大きさを痛感する。これまで、初代からApple Watch Series 8まで、いわゆる「大きい方のApple Watch」全モデルを使ってきたが、それよりも明らかに違う「大きなモノ」を腕に着けている感じがする。

 最初は「ちょっと大き過ぎるかな?」と思ったが、数時間もたつと気にならなくなる。

 単体重量の61.3gは、「Apple Watch Series 8」の45mmアルミモデル(セルラー版)の39.1gと比べると1.5倍ほどあるが、ステンテスモデルの51.5gと比べると20%ほどの差でしかない。


武骨な造形が男らしい。チタンだけあって、重さはさほど気にならない

 それよりもディスプレイ周りの切り立った形状が、当たったり引っ掛かかったりしそうなのが気になる。ディスプレイを取り巻くようにエッジがあるため、画面が割れる危険は従来モデルよりかなり減るだろうが、チタンはステンレスやアルミモデルのアルマイト仕上げより弱く、エッジにキズなどが増えていきそうだ。

 US現地取材では、表面に特殊なコーティングを施してあるので大丈夫との返答があったが、ヘビーデューティな使い方を考えると、このエッジの部分にはキズがついていくのではないだろうか。むしろ、「Apple Watch Ultraのキズは勲章」ぐらいに考えていた方が、ストレスを感じなくていいかもしれない。

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