静岡県の水害巡りフェイク画像が拡散 画像生成AIを利用 投稿者はデマと認めるも「ざまあw」と開き直り
台風15号による水害被害が発生している静岡県を巡って、フェイク画像がTwitter上で拡散されている。「ドローンで撮影された静岡県の水害」という画像という画像は、画像生成AIで作成したフェイク画像だった。
台風15号による水害被害が発生している静岡県を巡って、フェイク画像がTwitter上で拡散されている。投稿者は「ドローンで撮影された静岡県の水害」と称し画像を投稿したが、実は画像生成AIで作成したフェイク画像と公表し、物議を醸している。
問題のフェイク画像が投稿されたのは9月26日午前4時39分。上空から俯瞰した視点で建物や土地が水没している様子が写っているが、濁流の流れや一部の建物に不自然な部分があり、投稿に対して「画像生成AIが作成した偽物ではないか?」など疑問の声が上がっていた。
同日午後4時ごろ、投稿者は問題の画像がフェイクだと認め、謝罪文を投稿。画像生成AI「Stable Diffusion」を使い、作成したことを明かした。フェイク画像を投稿した理由について投稿者は「大した目的はない。そもそも安易にこれが広まると想定していなかった」としている。
しかし、謝罪文の最後には「騙されて拡散した人、『明らかにおかしい』と言って騙されていないフリをしている人、ばーか!ww ざまあwwwwwwwwwww」(原文ママ)と記載。開き直り、自身の主張を続けた。なお、投稿者は問題のツイート以前にも、AIが作成したと思われるフェイク画像付きツイートを複数投稿していた。
2016年4月に発生した熊本地震の際には、「動物園からライオンが逃げた」というデマツイートがTwitter上で拡散された。後日、熊本県警はデマツイートを投稿した神奈川県の会社員の男(20)を偽計業務妨害の疑いで逮捕している。
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