静岡水害のAIフェイク画像に官房長官がコメント 「混乱の防止は重要、注意喚起していく」
松野博一官房長官が、Twitterで出回った水害のフェイク画像にコメント。「流言飛語などによる社会的混乱を防止することは重要と認識している」として、今後は事実に基づかない情報に対して注意喚起していく方針を示した。
松野博一内閣官房長官は9月27日の会見で、「ドローンで撮影された静岡県の水害」と称するフェイク画像がTwitterで出回った件についてコメントした。台風15号によって発生した実際の水害を踏まえ「流言飛語などによる社会的混乱を防止することは重要と認識している」と説明。今後は事実に基づかない情報に対して注意喚起していく方針を示した。
国民に対しては「台風15号についての被害状況は関係機関や自治体の公式Webサイト、報道機関を通じて発信する情報を確認してほしい」と呼び掛けた。被災地の復旧については「政府一体となって災害応急対応に当たっている。関係機関が連携し、速やかな復旧に努める」という。
問題の画像が出回ったのは26日未明。投稿者は「マジで悲しすぎる……」といった文章と一緒に、建物や土地が水没している様子を上空から俯瞰した視点で撮影したような画像を公開した。投稿は数千の「いいね」を集めたが、建物の形に不自然な点があることからTwitterユーザーからは「フェイク画像ではないか」と疑問視する声も出ていた。
その後、投稿者は同日夕方に投稿した写真は画像生成AI「Stable Diffusion」で作成したものと認め謝罪。ただし謝罪文の末尾には「騙されて拡散した人、『明らかにおかしい』と言って騙されていないフリをしている人、ばーか!ww ざまあwwwwwwwwwww」(原文ママ)と記載しており、開き直る様子を見せていた。
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