速報
TwitterもTikTok対策 動画全画面表示と「Videos for you」
Twitterは動画投稿を連続閲覧できる2つの機能を発表した。動画投稿をタップすると全画面で再生し、その後動画だけを連続閲覧できる機能などだ。Instagram、YouTubeに続くTikTok対策とみられる。
米Twitterは9月29日(現地時間)、動画投稿に関連する2つの新機能を発表した。米Meta傘下のInstagramや米Google傘下のYouTubeほどではないが、人気のショート動画サービスTikTok対策と見ていいだろう。
「動画は公の会話で重要な部分を占めており、人々が自分自身を表現できる最も魅力的な方法の1つだ。Twitterで共有された動画は毎年数十億ビューを獲得している」という。
動画投稿を全画面表示にする「immersive(没入型) media viewer」
1つ目は、動画投稿を1タップすると全画面表示になる「immersive(没入型) media viewer」機能。1つの動画投稿を全画面表示にすると、その後は上スクロールで動画投稿だけを続けて閲覧できる。つまり、TikTokのようなUIになる。左上の(←)ボタンをタップすれば、通常の表示に戻る。
この機能は、まずはiOSの英語版Twitterを使っているユーザー向けに近日中に提供を開始する。
「発見」タブの「Videos for you」で動画だけ閲覧
Twitterの「発見」タブに「Videos for you」コーナーが表示されるようになる。このままカルーセル(横スクロール)で見たい動画投稿を探し、タップしてその投稿を再生できる。1つの動画を再生すると、その後は上スクロールで動画だけを閲覧できる。
この機能はiOSおよびAndroidを英語で使っている特定の国で利用可能だ。筆者のAndroid端末でもシステムを英語にしたところ、表示された。
関連記事
- YouTube、TikTok対抗「ショート動画」のクリエイター収益化に本腰
YouTubeは、TikTok対抗の「ショート動画」のクリエイター収益化に本腰を入れる。パートナープログラム申請の条件を広げ、広告収益の分配を始める。ショート動画広告収益の45%を合計視聴回数ベースで分配する。 - Instagramのモッセリ氏、「TikTokになろうとしないで」に「動画が増えるのは必然」と反応
「TikTokになろうとしないで」と批判されているInstagramのトップ、アダム・モッセリ氏がInstagramとTwitterに変化について説明する動画を投稿した。写真は今後もサポートするが、ユーザーが動画にシフトしており、Instagramが変わらなくてもこの流れは続くと語った。 - Meta、FacebookのメインタブをTikTokのような「ホーム」とし、「フィード」は逆時系列表示に
Metaは、Facebookの「フィード」を「ホーム」と「フィード」に変える。アプリを開くと表示される「ホーム」はTikTokのようにAIがパーソナライズしたコンテンツが表示され、「フィード」はフォローしている友達やページのコンテンツが時系列で表示される。 - InstagramにTikTokのような「Reels」機能追加 まずはブラジルで
かつてSnapchatのストーリーを真似たInstagramが、今度はByteDanceの人気アプリ「TikTok」に似た機能を取り入れた。まずはブラジルで提供を開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.