速報
Samsung、2027年に1.4nmプロセスでの半導体量産の計画
Samsungは半導体大量生産で2025年に2nmプロセスを、2027年に1.4nmプロセスを導入する計画を発表した。6月に発表した3nmプロセスによる量産で採用したGAA技術の強化で実現するとしている。
韓国Samsung Electronicsは10月3日(米国時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催したファウンドリの年次イベントで、半導体大量生産で2025年に2nm(ナノメートル)プロセスを、2027年に1.4nmプロセスを導入する計画を発表した。
同社は6月、3nmプロセスによる半導体の量産を開始したと発表している。このプロセスは世界の半導体業界で初めてGAA(gate-all-around)技術を導入したものだった。2nm、1.4nmプロセスでもこのGAAをさらに強化して採用するとしている。
Samsungは、HPC、自動車、5G、IoTなど、高性能で低電力の半導体を必要とする市場を積極的にターゲットにしていく計画。2027年までに、今年の3倍以上の高度なノードの生産能力拡大を目指すとしている。
関連記事
- Samsung、3nmプロセスでの半導体量産開始 TSMCに先行
Samsung Eletronicsは、3nmプロセスによる半導体の量産を開始したと発表した。5nmプロセスと比較して、消費電力を最大45%削減し、性能を23%向上させるとしている。競合するTSMCも年内に3nmプロセスでの量産を開始する計画だ。 - IBMとSamsung、垂直トランジスタ設計によるブレイクスルーを発表 「スマホの充電は週1に」
IBMはSamsungとの強力で半導体設計のブレイクスルーを実現したと発表した。「Vertical-Transport Nanosheet Field Effect Transistor」(VTFET)と呼ぶ新たな設計アプローチで「ムーアの法則」を今後も維持できるとしている。 - IBM、世界初の2nm半導体技術を発表 バッテリー寿命は7nmの4倍
IBMが、2nmプロセスチップを生み出したと発表した。7nmプロセッサと比較して約45%性能が向上し、スマートフォンのバッテリー寿命が4倍になるとしている。ただし製造はまだ数年先になる見込みだ。 - TSMCの2nmプロセス、最初はApple Silicon用?
最先端の製造プロセスはAppleが独占することになりそう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.