IoTで「成長するエレベーター」 スマホから呼び出しも 東芝が開発へ

エレベーターをクラウドにつなぐ「Elevator as a Service」の実現へ。スマートフォンから指定階に呼び出すといった機能を実装可能にする。

[ITmedia]

　東芝エレベータと東芝デジタルソリューションズは10月11日、エレベーターをクラウドにつなぐことで、スマートフォンから指定階に呼び出すといった機能を実装可能にする「Elevator as a Service」の実現を目指すと発表した。

　昇降機プラットフォームを共同で開発し、2023年度から順次、国内の東芝製エレベーターに適用する。

東芝エレベータが公表したイメージ映像より（YouTubeより）

　昇降機プラットフォームは、新開発のエレベーター制御盤と、クラウド基盤で構成。制御盤が常時クラウドにつながるようにし、クラウドからソフトウェアを配信することで、機能追加や各種機器との連携を可能にする。

　スマートフォンでエレベーターを呼ぶ機能、ビル管理者がタブレットからエレベーターのモードを切り替えられる管理支援支援、宅配ロボなどがエレベーターを呼び出して乗車できるロボット連携機能などの実装を目指していくという。