「俺は早く帰りたいんだ。おまえと違ってアイスなんだぞ」。幼なじみで初恋の相手、ピノが主人公の前に転校生として現れた。冷たくて(物理)、なかなか振り向いてくれないピノの心を6日間で溶かすことができるか? ──森永乳業のロングセラーアイス「ピノ」が乙女ゲームになった。
クールな男子高校生アイス、ピノを演じるのは、アニメ「黒子のバスケ」の黄瀬涼太役などで知られる俳優/声優の木村良平さん。プレイヤーはピノの喜びそうな言葉を選んでゲームを進め、6日間で告白を成功させる。
ピノ恋は森永乳業が販促キャンペーンとして展開している「ピノゲー」の1つ。「ピノを食べる数分間で遊ぶ」という手軽なブラウザゲームで、限定パッケージのふた裏にあるQRコードをスマートフォンで読み込むとプレイできる。
17日にピノの公式Twitterアカウントが「担当者のピノ愛が暴走して、クラスメイトのピノと恋愛するゲームを作ってしまいました」とPV付きでツイートしたところ、2日で4万3000以上の「いいね」を集め、動画は84万回以上再生されるなど話題に(18日午後6時現在)。これにピノ役を演じた木村さんも反応し「溶かしてあげてください」とつぶやいている。
ピノゲーでは9種類のゲームを順次投入する予定で、他にもセガとコラボした「ぷよぴの」やレーシングゲーム「ピノノレーシング」、リズムゲーム「ピノノリズム」などがある。動作環境はiPhone(iOS14以降)の「Safari」、Androidスマートフォン(Android 9.0以降)の「Google Chrome」。
ピノは森永乳業が1976年から販売しているロングセラー商品。現在も1年間に約11億粒を生産しており、横に並べると地球1周分の距離になるという。価格は6粒入りで150円(税別)。
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