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「出品時は対象年齢を明記して」 メルカリ、ネオジム磁石製品について注意喚起 誤飲などの多発受け
メルカリがネオジム磁石製おもちゃの出品について注意喚起。出品者に対し、対象年齢や子供向け製品ではないことを明記する他、知育教材であることをイメージさせないよう呼び掛けている。
メルカリは10月19日、ネオジム磁石製おもちゃの出品について注意喚起した。出品者に対し、対象年齢や子供向け製品ではないことを明記する他、知育教材であることをイメージさせないよう呼び掛けている。ネオジム磁石製おもちゃについては、子供が誤飲し、開腹手術が必要になるといった事故が複数起きており、経産省や国民生活センターが消費者やECモール事業者に注意喚起している。
ネオジム磁石製品は強力な磁力を持つことから、子供が複数個を誤飲した場合、体内で磁石が引き合い、消化管に穴が開くなどの危険性がある。消費者安全調査委員会によれば、3月までに10件の誤飲事故を確認したという。
メルカリは出品者だけでなく購入者にも注意喚起。「小さな子供が家庭にいる場合は、商品の取り扱いに十分注意し、少しでも誤飲が疑われる場合には、直ちに医療機関を受診してほしい」としている。経産省などからの要請を受け、ヤフオクなども同様の注意を呼び掛けている。
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