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ネオジム磁石製おもちゃに「知育、教育などの表現控えて」 経産省がECモール事業者に協力要請
経済産業省が、ECモール事業者に対し、ネオジム磁石製品を販売するときは、商品説明に「知育」「教育」といった言葉を使わないよう協力を要請した。ネオジム磁石製品を子供が誤飲し、開腹手術が必要になるなどの事故が起きていることを受けた対応という。
経済産業省は6月24日、ネオジム磁石を使ったおもちゃなどを販売する際に、商品説明に「知育」「教育」といった言葉を使わないよう、ECモール事業者に対し協力を要請した。ネオジム磁石製品を子供が誤飲し、開腹手術が必要になるなどの事故が複数起きていることを受けた対応という。
経産省は他にも、(1)商品説明に対象年齢14歳以上と明記すること、(2)子供が誤飲し開腹手術が必要になった事故が複数起きていることを明示し、子供に触れさせないよう注意喚起すること、(3)商品説明に「子供」「親子」「おもちゃ」といった言葉を使わず、子供の写真やイラストを使わないこと──などを、ECモール事業者や販売事業者などに呼び掛けている。
購入者に対しては、ネオジム磁石製品を子供に触れさせないよう注意し、誤飲事故が起きた可能性がある場合は、すぐに医療機関を受診するよう注意喚起している。
ネオジム磁石製品は強力な磁力を持つことから、子供が複数個を誤飲した場合、体内で磁石が引き合い、消化管に穴が開くなどの危険性がある。消費者安全調査委員会によれば、3月までに10件の誤飲事故を確認したという。
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