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「3Dプリンタ製の家」福袋、高島屋が発売 1棟限定、家具付きで価格は330万円
高島屋は、2023年初売り福袋企画の一環として3Dプリンタ製の建築物「Sphere(スフィア)」3D プリンターハウス 夢袋」を発売する。販売台数は1棟のみで抽選販売、価格は330万円。
高島屋(高ははしごだか)は10月24日、2023年初売り福袋企画の一環として3Dプリンタ製の建築物「Sphere(スフィア)」3D プリンターハウス 夢袋」を発売すると発表した。販売台数は1棟のみで抽選販売、価格は330万円(基礎工事代などは別)。応募は1月2日から全国の高島屋15店舗で受け付ける。
Sphereは、日本初の3Dプリンタ住宅メーカーであるセレンディクス(兵庫県西宮市)が研究開発を進める約10平米(高さは約3.9m)の建築物。構造形式は鉄筋コンクリートで、24時間で施工可能という(造成工事や基礎工事が別途必要)。電力は使用できるが、水回りの使用は不可能としている。グランピングなどのレジャーや趣味用の離れ小屋、仕事の作業部屋などの利用を勧めている。
商品にはSphere本体の他、家具やアイテムが自由に選べるオプションも付く。発売後、1月中旬までに抽選し、当選者に連絡するという。納品予定は2月としている。詳細は今後、高島屋の公式Webサイトで告知する。
【修正履歴:10月24日午後7時50分 初出時、価格に基礎工事代を含むとしていましたが正しくは含まないとのことでした。また、セレンディクスの住所も正しくは兵庫県西宮市でした。以上2点について、訂正してお詫び申し上げます】
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