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「年2万台」廃棄されるタバコ自販機を活用 お茶販売機「チャバコ」
使わなくなったタバコの自動販売機でお茶の粉末パッケージを販売する「Chabacco」(チャバコ)が高田馬場駅に。都内の駅での常設設置は初。
西武ホールディングスは、西武鉄道高田馬場駅(東京都新宿区)に、使わなくなったタバコの自動販売機でお茶の粉末パッケージを販売する「Chabacco」(チャバコ)を10月31日に設置した。都内の駅での常設設置は初。
チャバコは年間約2万台廃棄されるというタバコの自販機を活用する取り組みで、2020年にスタートした。
タバコ自販機を昭和レトロな雰囲気に装飾。粉末茶スティック(8本)を収納したタバコサイズの箱を、各600円で販売する。箱にもレトロなデザインを採用している。
高田馬場駅の自販機は、3階のJR線乗り換え口改札内に設置。学生が多く利用する駅で粉末茶を販売することで、若い世代への日本茶文化の浸透を図るとともに、海外からの観光客の手土産としてのニーズも期待する。
チャバコはこれまで、伊豆箱根鉄道の三島駅(静岡県三島市)や西武鉄道の所沢駅(埼玉県所沢市)、近江鉄道の彦根駅(滋賀県彦根市)などで展開しており、累計約3万9000個を販売したという。
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