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みずほのネットバンキングを突如利用停止になった女性声優の投稿が話題に 再開に1カ月分のログイン日時を要求

みずほのインターネットバンキングを巡るトラブルがTwitter上で話題になっている。声優の民安ともえさんによると、不正利用の疑いを検知したため同サービスが一時停止となったが、疑いが払拭された後のみずほ側の対応に疑問を感じたという。

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 みずほのインターネットバンキング「みずほダイレクト」を巡るトラブルがTwitter上で話題になっている。声優の民安ともえ(@tammy_now)さんは10月26日、みずほダイレクトが突然利用できなくなったと投稿。口座の凍結は不正利用の可能性を検知したためだったが、疑いが払拭された後のみずほ側の対応に疑問を感じたという。


みずほ銀行

 民安さんのツイートによると、26日にみずほから「重要なことなので電話します」と記載されたメールが届いたという。その後、みずほダイレクトのアプリを開いたところ「この口座は使えなくなりました。詳しくはサポートデスクにお問い合わせください」と表示され、アプリが利用できない状態になった。

 みずほに電話で問い合わせしたところ「不正利用の疑いを検知したため、緊急でインターネットバンキングのサービスを止めた。後ほど電話をするのでそれまで待っていてほしい」と話を受けたという。その後、みずほと再度電話したところ「不正利用はなかった」と連絡があった。しかし、インターネットバンキングは使えないままだった。

 民安さんが理由を聞くと「一度サービスを止めてしまったので、もう一度書類で開通手続きを最初からしていただかないと利用できない」とみずほは説明したという。急ぎの振込などもあった民安さんが食い下がると「1カ月間の利用履歴が確実に本人のものであると確認ができれば再度開通できる」と返答をもらった。


一連の出来事についての民安さんのツイート

 これを了承したところ、みずほからは「9月29日午後5時45分に、みずほアプリにログインしましたか?」など、1カ月分のアプリのログイン日時を聞かれたという。民安さんが「それは人間には覚えていられないのでは」と反論したところ結局、不正アクセスの疑いがある1日だけのログイン確認でサービスを再開できたという。


本人確認のため1カ月分のアプリのログイン日時を聞かれたという
民安さんが26日に行ったYouTube配信によると、すでにサービスは復旧したという

みずほ銀行に不正検知についての対応方針を聞いた

 ITmedia NEWSではこの件について、みずほ銀行に問い合わせを行った。民安さんが投稿した一連の出来事については「個別の客とのやりとりについては回答を控える」とし、「民安さんの一連の投稿はコールセンター対応の貴重な意見として受け止める。不正対策も高度化し、今後もセキュリティ対策の強化に取り組む」と回答があった。


みずほダイレクトの公式Webサイト

 実際にみずほ側が不正利用を検知した場合、みずほダイレクトを利用停止にすることはあるのか尋ねると「みずほダイレクトでは不正検知のため24時間365日体制でモニタリングを行っている。不正使用の恐れがあると当行が判断した場合、サービスを一時的に停止し、電話での本人確認と取引状況を確認する場合がある」と述べた。

 みずほ側からみずほダイレクトのサービスを停止した場合も、再度開通手続きが必要になるのかについては「一時的に停止したサービスを再開する場合、電話で本人確認ができれば速やかに再開する。なお、不正送金の傾向・過去事例も踏まえ、被害を防ぐ目的から念入りに確認するケースがある」と回答。身に覚えのない取引があった場合、カードの再発行や暗証番号の変更を推奨しているという。

 続けて「本人確認ができている中で、カードの再発行と暗証番号の変更手続きを案内していた場合には、案内の一部に誤りがあったものと思われ、ご迷惑をお掛けし、おわび申し上げます」と返答。民安さんが受けたという一連の案内については、「(一般論として)本人確認ができている中で誤りがあった」と説明した。

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