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Unity、アプリ収益化企業ironSourceとの合併を完了

ゲームエンジンのUnity Softwareとアプリ収益プラットフォームのironSourceの合併が完了した。合併については7月に発表済み。これにより、ゲーム開発から収益化までに必要なツールを提供できるとしている。

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 ゲームエンジン「Unity」を手掛ける米Unity Softwareは11月7日(現地時間)、イスラエルのアプリ収益化企業ironSourceとの合併を完了したと発表した。合併については7月に発表していた。

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 合併は全株取引で、7月の時点での評価額は約44億ドルだった(その後両社の株価は大幅に下落)。取引にはUnityの大株主であるSilver LakeとSequoiaも関与し、取引完了後にUnityに10億ドル投資する。

 ironSourceは2010年創業のテルアビブに拠点を置く上場企業。広告、クロスチャネルマーケティング、配信などのためのツールを提供するアプリ収益化プラットフォームだ。

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ironSourceのWebサイト(日本語版)

 Unityは公式ブログで、「ironSourceのチームと補完的な機能により、ゲーム開発者がビジョンを実現するためのさらに多くの方法を提供できるようになる」と語った。

 「UnityとironSource の組み合わせは、モバイルゲーム開発者がゲームの構築、公開、運用から収益化まで、開発過程の各段階で必要なツールを提供するという点で変革的だ。複数のチャネルを選択すれば、プレイヤーベースをさらに拡大できる」

 Unityは、7月に合併を発表した際、開発者コミュニティからUnityのフォーカスがゲームではなくなるのではないかという懸念の声があったが、「開発者が優れたゲームを作成し、プレイヤーにリーチできるようにすることは、これまでもこれからもわれわれの活動の中心だ」と説明した。

 「Unityのミッションは変わらない。クリエイターが創造したいものを創造できる最高の開発エンジンになることを望み続けている」

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