Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏、財産のほとんどを慈善団体に寄付すると宣言
Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は財産のほとんどを慈善団体に寄付すると宣言した。同氏はForbesの2022年長者番付でイーロン・マスク氏に次ぐ2位だ。気候変動との戦いと、不平等の削減のために投じるとしている。
米Amazon.comの創業者で取締役会長、2022年のForbes世界長者番付で2位(首位はイーロン・マスク氏)のジェフ・ベゾス氏は、米CNNが11月13日(現地時間)に公開した独占インタビューで、約1240億ドルの純資産のほとんどを生前寄付すると語った。気候変動との戦いと、不平等の削減のために投じるとしている。
ベゾス氏は2018年には慈善ファンド「Bezos Day One Fund」を、2020年には地球温暖化対策の基金「Bezos Earth Fund」を設立している。
だが、資産の半分以上を生存中あるいは死後に慈善事業に寄付する取り組み「Giving Pledge」に参加していないことを批判されていた。Giving Pledgeは投資家のウォーレン・バフェット氏と米Microsoftの共同創業者、ビル・ゲイツ氏が2010年に立ち上げた取り組み。ベゾス氏と離婚した元妻のマッケンジー・スコット氏も参加している。
CNNの記者を自宅に招いてのインタビューでベゾス氏は、生存中に1240億ドルの資産のほとんどを寄付するつもりか尋ねられ、そうだと答えた。
このインタビューにはベゾス氏のパートナーで元ジャーナリストのローレン・サンチェス氏も同席した。
両氏は12日、2021年から実施しているチャリティアワード「The Bezos Award for Courage & Civility」のイベントを開催し、国民的歌手で慈善家のドリー・パートン氏に1億ドル寄付すると発表した。
サンチェス氏はインタビューで「受賞者としてドリー(パートン氏)以上にふさわしい人は思い浮かばなかった」と語った。パートン氏は11月、ロックの殿堂入りした。世界中の子供たちに書籍を提供するドリーウッド財団の設立者でもある。
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