TwitterのマスクCEO、自分に反論したアプリ担当者との“会話”で「彼はクビだ」とツイート
Twitterのイーロン・マスクCEOのツイートに反論したエンジニア従業員が“会話”の末解雇された。マスク氏は「彼はクビだ」とツイートした。その後このエンジニアは、突然仕事用Macにアクセスできなくなったとツイートした。
米Twitterのイーロン・マスクCEOが11月13日(現地時間)に投稿したTwitterの反応が遅くなったことを詫びるツイートに対し、同社でソフトウェアエンジニアを務めるエリック・フロンへーファー氏が「私はAndroid版Twitterアプリに6年携わっているが、これ(マスク氏のツイート)は間違っていると断言できる」と引用ツイートし、最終的にはマスク氏が「彼はクビだ」とツイートした。
マスク氏はフロンへーファー氏の指摘に「では私の過ちを正してください。正解は? TwitterはAndroid端末で非常に遅い。それを改善するためにあなたは何をした?」と尋ねた。
これに対し、フロンへーファー氏は5連投ツイートで技術的な説明を行ったが、これにはマスク氏はリプライせず、2人のやり取りに途中から参加した外部のエンジニアが、「上司が学ぼうとしているときに公の場でその上司をやりこめようとするなんて、君は意地悪で利己的な開発者みたいだな」とツイートし、フロンへーファー氏は「質問するなら(社内の)Slackかメールで質問すべきだ」と返した。このスレッドの最後にマスク氏は「彼はクビだ」とツイートした。
フロンへーファー氏はその後、仕事用のMacにアクセスできなくなった画像をツイートし、この顛末を記事化した米Forbesの記事へのリンクもツイートした。
一連のやり取りは途中で枝分かれし、Twitter上ですべてをたどるのは困難になっている。
【更新履歴:2022年11月16日午前5時50分 マスク氏のツイートが削除されたので画像を追加しました。】
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