速報
米政府、HuaweiやZTEの通信機器の国内販売認可を禁止
米連邦通信委員会はHuaweiやZTEなど中国5社の通信機器の輸入販売の許可を禁止すると発表した。これにより、5社の通信機器や監視カメラを米国内で販売できなくなる。
米連邦通信委員会(FCC)は11月25日(現地時間)、国家安全保障に高いリスクをもたらすと見なされる通信機器の輸入または販売の許可を禁止する新たな規則を採択したと発表した。対象はHuaweiやZTEなど中国の5社の通信機器や監視カメラだ。
FCCは国内で使う通信機器の認証を担っている。新たな規則で、FCCはHuawei、ZTE、Hytera Communications、Hangzhou Hikvision Digital Technology、Dahua Technologyの5社の製品を認証しなくなる。これにより、5社の製品は米国内で販売できなくなる。
FCCは発表文で「信頼できない通信機器の国内での使用を許可しないようにすることで、国家の安全を守る」と語った。
この規則は、2021年11月にバイデン大統領が署名した「Secure Equipment Act of 2021」の適用開始を意味する。
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