速報
Microsoft、ロンドン証券取引所と10年契約で4%株式取得
Microsoftはロンドン証券取引所グループ(LSEG)とクラウド移行に関する10年契約を締結した。MicrosoftはLSEGの株式の約4%を購入する。Microsoftのスコット・ガスリー上級副社長がLSEGの取締役に就任する見込みだ。
米Microsoftは12月11日(現地時間)、英ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータプラットフォームのクラウド移行に関する10年契約を締結したと発表した。その一環として、MicrosoftがLSEGの株式の約4%を購入する。前週末9日の終値に基づくと、約16億ポンド(約2680億円)相当だ。
LSEGはこの提携期間中、Microsoftのクラウド製品に最低23億ポンド支出する。両社は、Microsoft Azure AI、Synapse、Power BI、Excel、Teamsを使い、強力なモデルの構築、検証、診断、展開を可能にするクラウドベースの次世代分析およびモデリングソリューションを共同で作成するとしている。
また、MicrosoftのクラウドおよびAIグループ担当上級副社長のスコット・ガスリー氏がLSEGの取締役に任命される予定だ。
関連記事
- Microsoftは増収減益 Azureの伸びも鈍化
Microsoftの7〜9月期決算は、売上高は11%増、純利益は14%減だった。ドル高やクラウド部門の成長鈍化が影響した。Windows OEMは、PC製造自体が減少した影響を受けて15%減だった。 - 日本政府の共通クラウド基盤に「Azure」「Oracle Cloud」追加 またも国産サービス入らず
デジタル庁が、日本政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」として、新たに「Microsoft Azure」と「Oracle Cloud Infrastructure」を採択。公的個人認証サービスの提供や、同庁による調査研究などに活用する。 - Microsoft、開発環境をまるごとクラウドPCとして用意できる「Dev Box」パブリックプレビュー開始
米Microsoftが、開発環境をまるごとクラウドPCとして用意できる「Dev Box」のパブリックプレビューを開始。パブリックプレビュー中は、8vCPUおよび32GBメモリの最初の15時間と、ストレージSSD 512GBの最初の365時間が毎月無償で利用できる。それ以上使用する場合は、1時間単位の従量課金。 - 2021年のエンタープライズIT市場、売り上げ1位はMicrosoft クラウド企業が成長
調査会社が2021年におけるエンタープライズIT市場の売り上げランキングを発表。売り上げ1位はMicrosoftで、他にもクラウドに注力している企業が成長を見せた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.