IT技術者の平均年収、一番高い国は? 米国は2位 日本は……
IT技術者の給与水準が最も高い国・地域は?──人材事業を手掛けるヒューマンリソシアが調査結果を発表。最も平均年収が高いのはスイスだった。日本の順位は。
IT技術者の給与水準が最も高い国・地域は?──人材事業を手掛けるヒューマンリソシア(東京都新宿区)は12月14日、こんな調査結果を発表した。世界71カ国で勤めるIT技術者の収入を調査。最も平均年収が高いのはスイス(10万53ドル、15日時点で約1350万円)。2位は米国(8万9161ドル、約1200万円)だった。日本は3万8337ドル(約520万円)で20位だった。
TOP10では、3位がイスラエル(8万5131ドル、約1150万円)、4位がデンマーク(7万772ドル、約960万円)、5位がパナマ(6万3318ドル、約860万円)、6位がノルウェー(6万1225ドル、約830万円)、7位がドイツ(5万9041ドル、約800万円)、8位がオーストラリア(5万6994ドル、約770万円)、9位がフィンランド(5万3673ドル、約730万円)、10位がアイルランド(5万2338ドル、約710万円)と、欧州の国々が上位に。
アジアでは日本に加え、19位の香港(4万2346ドル、約570万円)や25位の中国(3万3145ドル、約450万円)が上位だった。
各国のIT技術者の給与が、2021年と比べてどの程度変化しているかも算出した。同社による前年の調査と比較したところ、最も増加しているのはアルゼンチンで、前年比81.9%増。2位はバーレーン(同60.3%増)、3位はパナマ(同48.2%増)だった。一方、日本は67位で、同15.1%減だった。
ヒューマンリソシアは調査結果について、IT技術者が増加傾向にある欧州や中南米では給与水準が高くなったり、額の伸びが大きくなったりしていると分析。一方、日本について「円安ドル高の影響を考慮しても水準の低さが憂慮される」と指摘した。
調査は国際労働機関などが10月に提供したデータを基に分析。1月から9月にかけての平均為替レートを基に、給与平均を米ドルに換算して算出した。
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