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サーバルームへ“お呼ばれ“した時の正しいコーデって? データセンターに行って考えた【全身1万円の参考プラン付き】(2/5 ページ)

Twitter上で「サーバルームに呼ばれた時のコーデ」という投稿が話題になった。ツイートはITネタとして投稿されていたが、ネタではない“真のサーバルームコーデ”を求めてさくらインターネットのデータセンターを見学してきた。

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さくらのデータセンターにお呼ばれ

 それでは実際にさくらインターネットのデータセンターを見ていく。施設内では約2mほどの高さのサーバ格納用のラックが複数並んでおり、自社での利用の他、顧客ごとに貸し出しも行っている。上部にはインターネット回線用のスペースがあり、たくさんのケーブルが延びている。


サーバ格納用のラックが並ぶ

上部にはケーブルが配線される

 内部は、ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)が定めたデータセンターに適した温湿度に合わせている。適正湿度の範囲は35〜60%、適正温度の範囲は18〜27℃という。常に冷房設備が稼働しているため、内部で会話をする場合は大きめの声量でなければ話を聞き取れないような環境だ。

 データセンターに“お呼ばれ“したときに行うのは、主にサーバの設置や入れ替え作業である。ラック内にサーバを差し込む形で入れていき、1つのラックに約40のサーバを格納できる。格納する際には「レール」と呼ばれる器具をラックの両端に設置し、その間にサーバを入れていく。


レールを両端に設置し……

サーバを挟む

 ラックに設置したサーバ以外の部分は、不要な隙間を埋めるようにカバーで覆う。「必要のない隙間が空いているとそちらに空気が流れるため、サーバを冷ます効率が落ちる。そのため不要な場所に空気が流れないようにラックに隙間は作らないようにする必要がある」(江草さん)

 またラックにはサーバ以外にも「スイッチ」と呼ばれるネットワーク機器も入る。サーバは大人が両手でしっかりと支えないと持てないほど重いが、スイッチはそれよりも軽い。そのため、重いサーバはラックの下部に、軽いスイッチはラックの上部に設置することが多いという。


青い器具が「スイッチ」

サーバとLANケーブルを接続させる

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