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OM SYSTEMロゴの「OM-5」登場 ちょっと地味だけど基本性能の高い手頃な一眼カメラ荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/6 ページ)

「OM SYSTEM」ロゴを付けた初めてのカメラ「OM-5」が登場。名前から「OM-1」の下位モデルを期待した人もいたかと思うが、それは違った。「E-M5 Mark III」の後継機といった内容である。

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 1つはPEN時代からウリだった「アートフィルター」。その中にある「ネオノスタルジー」で。昭和っぽい感じで撮れる。


アートフィルターの「ネオノスタルジー」で。2022年とは思えないノスタルジックな色合いで撮ってくれる(20mm 1/1000秒 F1.4 ISO200)

 さらに超高速連写+合成を使ったユニークな撮影機能をいくつか持っている。比較明合成を行う「ライブコンポジット」や「連写+合成で疑似的なNDフィルタ効果を得られる「ライブND」、高速連写した際の「微細なズレ」を重ねて5000万画素の画像を作る「手持ちハイレゾショット」などだ。こういったデジタルならではの撮影機能は得意とするところ。

 こちらはND16相当の「ライブND」で昼間でも2秒相当のスローシャッターで撮れた。


「ライブND」を使えば、NDフィルターがなくても昼間にスローシャッターを使えるのは面白い。しかも三脚不使用(12-45mm 23mm 2秒 F7.1 ISO200)

 ハイレゾショットはノーマルショットとの比較で。手持ちでの撮影だ。


ハイレゾショットで撮った写真(左)はぐっと解像度があがる。ノーマルショット(右)と同じ倍率で切り出して並べてみた

 こういうデジタルならではの撮影機能を昔から充実させているのもOMシリーズの特徴だ。

 動画も4Kの30fpsまで対応している。

 冒頭に書いたように、OM-5はOM-1の下位モデルというよりはE-M5 Mark IIIの後継機という内容なので「OM SYSTEM」ロゴ第一弾としてはちょっと地味なのだけど、カメラとしての基本性能はしっかりしてるし小さくて軽いし価格も手頃(ボディのみで16万2800円)だしで、初めてのデジタル一眼としても良い選択肢かと思う。

 これを皮切りに、今後登場するカメラはみな「OM SYSTEM」になっていくのだな。

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