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Appleの「MagSafe」技術、次世代無線給電規格「Qi2」のベースに
Wireless Power Consortium(WPC)は次世代無線給電規格「Qi2」(チーツー)を発表した。Appleの磁石式充電方式「MagSafe」をベースに構築する。2023年ホリデーシーズンには対応製品が登場する見込みだ。
無線給電規格「Qi」の推進団体Wireless Power Consortium(WPC)は1月3日(米東部時間)、次世代無線給電規格「Qi2」(「チーツー」と発音)を発表した。米Appleの給電技術「MagSafe」をベースに構築する。
Appleは2017年にWPCに加入した。同社はWPCの他のメンバーと共に、Qi2のコアとなる「Magnetic Power Profile」をMagSafeの技術をベースに開発した。これは、無線充電対応モバイル製品が充電器と完全に一致するようにするもので、これにより、エネルギー効率の向上と充電高速化が実現できるという。
MagSafeは、Appleが「iPhone 12」シリーズから採用したQi規格に基づく磁石式の無線充電方式。純正のMagSafe充電器では、最大15W給電が可能だ。
Qi2規格は、2023年中にQiに代わる見込み。Qi2認定のスマートフォンや充電器は2023年のホリデーシーズンに発売される予定だ。
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