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「Qi」規格に集うワイヤレス給電、5W以下のモバイルから普及へ

電源ケーブルを使わないワイヤレス給電技術に、ここ数年注目が集まっている。

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 電源ケーブルを使わずに、機器に非接触で電力を供給する「ワイヤレス給電技術」。ここ数年、注目が集まっているが、一時的なブームで終わってしまうのだろうか…。2011年から始まる数年間が、今後の普及を占う節目になりそうだ。

標準規格「Qi」が誕生

 なぜ、2011年が特別な一年なのか。それは、ワイヤレス給電技術の標準規格(Qi規格)に準拠した、複数の製品が市場に登場することが理由だ。Qi規格は、近接電磁誘導を使ったワイヤレス給電技術に関する業界団体「Wireless Power Consortium(WPC)」によって、2010年7月に策定されたばかり。送電電力が5W以下の機器を対象にしており、ワイヤレス給電技術について規定した業界初の標準規格である。これまで、ワイヤレス給電システムはいくつも実用化されていたが、各社独自の方式を採用していたため、なかなか製品化の動きが広がっていなかった。現在のところ、ワイヤレス給電技術を規定しているのは、Qi規格だけという状況だ。→続きを読む

この記事はEETIMESから転載しています。


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