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宅食「ナッシュ」に不正アクセス、約6000件の顧客情報流出か ランサムウェアに感染

ナッシュで約6000件の顧客情報が流出した可能性がある分かった。ランサムウェアにより社内PCの一部に保存されていた情報が暗号化され、一部システムに障害が発生した。

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 食事宅配サービス「ナッシュ」を展開するナッシュ(大阪市北区)は1月4日、第三者によるランサム攻撃を受け、約6000件の顧客情報が流出した可能性があると発表し、謝罪した。社内PCの一部に保存されていた情報が暗号化され、一部システムに障害が発生した。

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ナッシュのWebサイト

 問題を認識したのは2022年12月21日。社内システムで障害が発生したため調査したところ、ランサムウェアを使った不正アクセスとデータの暗号化があったと分かった。

 暗号化されたのは当該PC内のデータのみ。顧客の氏名や会社名、住所、電話番号など6184件が第三者に閲覧された可能性がある。影響を受けた可能性がある顧客には個別に連絡済み。情報の不正利用などの二次被害は確認されていないという。

 ナッシュは「今回の不正アクセスはサーバの脆弱性を利用した攻撃。当社のネットワーク設定やパスワードの強度の問題により発生した」と説明。問題判明後は当該PCをネットワークから分離。侵入経路の特定やネットワーク設定の見直しなどの対応と対策を取ったとしている。

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