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HTCからハイエンドVRヘッドセット「VIVE XR Elite」、17万9000円 バッテリー分離で“軽量運用”も

HTC NIPPONが、ハイエンドMR/VRヘッドセット「VIVE XR Elite」の事前予約受付を1月6日から開始した。価格は17万9000円。

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 HTC NIPPONは1月6日、ハイエンドMR/VRヘッドセット「VIVE XR Elite」を国内で発表。あわせて、事前予約受付を開始した。価格は17万9000円。事前予約特典として、100ドル以上のコンテンツが5つ付属するという。なお発売予定日は未定。


「VIVE XR Elite」

事前予約特典のコンテンツ一覧

 同製品は、スタンドアローンとPCVR用途で使えるVRヘッドセット。SoCは米Qualcomm Snapdragon XR2、ディスプレイは片目1920×1920ピクセル(両目3840×1920ピクセル)で90Hzのリフレッシュレート、110度の視野角、無段階のIPD調整、焦点距離ダイヤル機能を搭載。その他、メモリ12GB、ストレージ128GB、デュアルマイク、スピーカーを内蔵する。インタフェースは、USB 3.2 Gen1 Type-C×2ポート。

 センサーはトラッキングカメラ×4、震度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、近接センサーを内蔵。1600万画素のRGBカメラによるフルカラーのパススルーに対応しており、リアルを取り入れたMR機能が利用できる。ハンドトラッキングに対応し、手だけの直感的な操作も可能だ。


ハンドトラッキングに対応

 バッテリーは重量バランスに配慮。後頭部分に装着することで、重心が偏ることなく安定する。また、バッテリーを取り外して軽量・コンパクトなVRヘッドセットとして使うことも可能だ。バッテリーはホットスワップ対応で、電源を入れたままバッテリーを交換したり、電源に接続できる。


バッテリーは後頭部にあり、カウンターウェイトの役割を果たす

バッテリーを取り外してフレームのパーツを取り付けると軽量VRグラスに

 VIVEストリーミングソフトウェアを使えば、USBだけでなくWi-Fi 6EでPCと接続でき、PCVRゲームをワイヤレスで楽しめる他、Androidスマートフォンと連携させて、コンテンツをワイヤレスでストリーミングし、実質300インチのディスプレイとして使うこともできるという。

 スタンドアロンかつパススルーを活用したMR利用もできるハイエンドVRヘッドセットは、米Metaが2022年10月に発表したQuest Proなどが有名だが、VIVE XR Eliteは、Quest Proと同様の機能を備えつつも、5万円近く安い戦略的な値付けを実現している。

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