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Coinbase、950人をレイオフ 昨年6月に続けて
暗号通貨のCoinbaseは従業員の約20%に相当する約950人をレイオフする。昨年6月には1100人をレイオフした。幾つかのプロジェクトも停止する計画だ。
米Coinbaseは1月10日(現地時間)、約950人の従業員をレイオフすると発表した。昨年9月末時点の従業員数は4706人なので、従業員の約20%が対象ということになる。
ブライアン・アームストロングCEOは同日公開した従業員宛書簡で、「成功する可能性の低い」幾つかのプロジェクトの停止も予告した。
Coinbaseは昨年6月にも従業員の約18%をレイオフしている。
アームストロング氏は、暗号通貨業界は「悪徳アクター」の影響を受けており、この影響拡大の可能性はまだあると語った。米FTXの破綻を指しているとみられる。
それでもCoinbaseは十分な資本を持っており、競合他社の破綻や規制の明確化などの最近の動きは最終的には同社に大きな利益をもたらすとアームストロング氏は主張する。だが、これらの変化が実を結ぶには時間がかかるため、低迷期を乗り切るためにリストラを断行するとしている。
「暗黒時代は悪い企業も淘汰する。だが、われわれは素晴らしい製品を開発し続け、世界で経済的自由を拡大し続ける」(アームストロング氏)
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