残業時間が少ない職種TOP10 1位は「秘書/受付」 IT職種の順位は? パーソルキャリア調査
残業時間が少ない職種は?──パーソルキャリアがこんなランキングを発表。IT職種の順位は。
残業時間が少ない職種は?──パーソルキャリアは1月16日、こんなランキングを発表した。20〜59歳の正社員1万5000人を対象に、2022年4〜6月の残業時間を調査。1カ月当たりの平均残業時間が最も少ない職種は「秘書/受付」(平均10時間)だった。IT職種はTOP10入りせず、ワースト10に「ゲームクリエイター」など複数がランクインした。
TOP10は、2位が「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ」(平均10.4時間)、3位が「営業事務アシスタント」(同11時間)、4位が「薬事」(同11.6時間)、5位が「医療事務アシスタント」(同12.2時間)、6位が「金融事務アシスタント」(同12.8時間)、7位が「学術/メディカルサイエンスリエゾン」(同12.9時間)、8位が「一般事務アシスタント」(同13.3時間)、9位が「企画/マーケティング関連事務アシスタント」(同13.7時間)、10位が「金融業界の個人営業」(同15時間)だった。
ワースト10は、同率1位が「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」と「ビジネスコンサルタント」(平均37.1時間)、3位が「施工管理」(同35.3時間)、4位が「商品企画/サービス企画」(同34時間)、5位が「運輸/物流サービス」(同31.1時間)。
6位が「製品企画」(同29時間)、7位が「設計監理/コンストラクションマネジメント」(同28.9時間)、8位が「機械設計/金型設計/光学設計」(同28.5時間)、9位が「組み込みエンジニア」(同28.4時間)、同率10位が「医療機器メーカーの営業」と「ゲームクリエイター(Web/モバイル/ソーシャル)」(同28.1時間)だった。
回答者全体の平均残業時間は月22.2時間で、同社が2021年に実施した調査の結果より1.4時間長かった。パーソルキャリアは「2022年は緊急事態宣言が発出されていない。一部ではリモートワークを縮小するなどコロナ禍で制限されていた労働環境が緩和される動きが見られたことも、前回よりやや残業が増えた要因と考えられる」と分析している。
調査は8月22日から30日にかけて実施。求人・転職情報サイト「doda」など、同社のサービスを使っているかどうかを問わず、ネットでアンケートを取った。
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