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12月のドコモ障害、故障検知ミス・不正確な手順書で延べ311万人に影響 総務省に報告書提出
NTTドコモが2022年12月に発生した大規模通信障害に関する報告書を総務省に提出した。通信に影響が出たのは合計約7時間で、影響人数は延べ311万人に及んだ。
NTTドコモは1月16日、2022年12月に発生した大規模通信障害に関する報告書を総務省に提出した。通信に影響が出たのは2回の障害を合わせて約7時間、影響人数は延べ311万人に及んだ。
障害が発生したのは12月17日と20日の2回。音声通話は通常通りだったが、データ通信が利用しづらい状態になった。影響人数は17日が約242万人、20日が69万人だった。
17日の障害は、インターネット接続装置の故障が正常に検知できなかったことが原因で発生。20日の障害はインターネット接続装置の設備増強工事をした際に、間違った手順が書かれた作業手順書を使っていたことが原因としている。
総務省は当該報告書の内容を精査し、必要な対応を検討するとしている。
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