ニュース
DeepLに“文章修正機能”が登場 AIが文法ミスの修正、言い回しの提案をしてくれる
独DeepLが、入力された文章をブラッシュアップするAIツール「DeepL Write」(β版)をリリースした。AIを活用して文法ミスの修正や、別の言い回しの提案などができる。
AI翻訳ツールを開発する独DeepLは1月17日(現地時間)、入力された文章をブラッシュアップするAIツール「DeepL Write」(β版)をリリースした。利用料は無料。
対応言語はイギリス英語、アメリカ英語、ドイツ語。チェックしたい文章を入力すると、誤字・前置詞・時制ミスといった間違いを修正できる他、単語を差し替えて適切な表現に変更するといった機能がある。
修正案は複数提示する。例えば「This tool allow you to fix mistakes」という文章の修正案として「This tool allows you to correct mistakes」「This is a tool that allows you to correct mistakes」などを表示する。allowをallowsにするという文法ミスの修正以外に、異なる言い回しの修正案も提示している。
DeepL社は「DeepL翻訳のユーザーが、原文と訳文を入れ替えて逆翻訳することで文章を推敲(すいこう)していると知ったのが文章作成用ツールの開発のきっかけ。(DeepL Writeを使えば)正確な文章を書きたい場合などに自信が得られる」としている。
関連記事
- 「エキサイト翻訳」終了へ 22年の歴史に幕
老舗の自動翻訳サービス「エキサイト翻訳」が終了へ。22年の歴史に幕。 - DeepL、評価額10億ユーロで増資
ディープラーニング活用の翻訳サービスDeepLが増資した。評価額は10億ユーロ(約1420億円)。日米に拠点を置くグローバルファンドWiLも出資した。 - 「いらっしゃいませ」のつもりが「来るな」に Google翻訳の誤訳が招いた悲劇、店側の対応を聞く
Google翻訳の誤訳で、韓国料理店が被害を受けているというツイートが話題になっている。「いらっしゃいませ」を韓国語に翻訳し、のれんなどに記載したところ「오지 마라」(来るな)と誤訳が載ってしまい、客を拒んでいるような状態になってしまっている。 - 「これは強い」 DeepL公式Chrome拡張が登場 GmailでもTwitterでも外国語の読み書きを一発変換
AI翻訳ツール「DeepL」の公式Chrome拡張が話題になっている。一度導入すれば、ブラウザ版のGmail、Twitter、SlackなどさまざまなWebアプリで、英語や中国語などを読み書きできる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.